2012/05/19

指揮棒(番外編)



私の指揮棒コレクションには、いまだ一度も舞台で日の目を見たことの無い棒がある。それは、私が大学3年生でドヴォルザークの交響曲第7番をやっていたとき、冗談で、光る指揮棒があったら、アンコールで舞台を暗くして光る指揮棒で振ったらどうかという話を当時のコンサートマスターY氏としました。そして犠牲にしても良い指揮棒を彼に託しました。そうしたら数日後なんとY氏が作ってきたのです。赤いLEDを指揮棒の先に接着し、細いエナメル線を巻きつけ、コルクの柄に穴を開け、釣りの浮に使う小型電池と抵抗が装着されていました。スイッチは抵抗の先についているリング状の金具を電池に直接差し込むというものですが、実際に光ります。

この当時、ドボ7のアンコールに予定していたエルガーの愛の挨拶で、実際この棒を使ったら、誰か気づくだろうか、とまじめに使うことを予定していました(ただし舞台を暗くするつもりはなかったです)。本番当日、この指揮棒を舞台袖のデスクに置いておくところまでは、やったのですが、本番の興奮で、アンコールに出て行くときにはすっかり忘れていました。残念!

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