2012/05/19

踊りと指揮



私は、リズム感というものは、遺伝的に受け継がれるのか環境で左右されるのかはわかりませんが、2-3才ころまでにある程度かたまってくるものだと思います。これは自分の子供と、友人のアメリカ人の子供、アフリカのセネガルの子供と比べて、思うのです。歌を歌うと、日本人はどうしてもリズムに強弱のない、いわゆる1拍子になりますが、アメリカの子供とアフリカの子供には強弱の伴った2拍子や4拍子の原形が感じられます。これには日本人の大人の音楽愛好家が練習してもなかなか真似の出来ない、「「これぞジャズの原形」みたいなビートが感じられます。

日本のブラスバンドやオーケストラでアメリカ音楽を演奏すると、たいてい、「ん?なんかちがうぞ」となります。音符にはあらわれない微妙なスイングを日本人は知らないのです。血となり肉となっていないのです。外国人の歌う演歌や、外国人の踊る盆踊りがどうもポップス調であるのと同じことです。

これに対して、ベートーヴェンなどの古典派以降のヨーロッパ音楽は、皆さんよく知っているので、知ったつもりになっていますが、実のところその元となっているルネッサンス時代やもっともっと昔の民族音楽、さらにもっと昔にさかのぼって狩猟生活時代の彼らの走りかた、馬をどう駆っていたかなどが想像できないと、ベートーヴェンやその他の名曲もその神髄をとらえることはできません。

私はここで、ダンスをすることをお勧めします。まずは簡単なダンス音楽ですね。ポップスでもロックンロールでもかまいません。それから、ワルツ、タンゴ、メヌエット、などなど。。。自分なりに体を動かしてみましょう。ステップを踏んでみましょう。なにも上手に踊ろうと思わなくていいです。リズムの強弱を体で感じられるように、そして微妙な拍の「ゆらぎ」を感じられるようになれば、かなりなものです。そして映画やNHKの「名曲アルバム」などで本当の民族舞踊を見てみたらいいと思います。

洋の東西を問わず、音楽と踊りは密接な関係をもっています。

指揮は踊りの究極の姿とも言えるでしょう。

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